今年の夏こそサーフィンを始めようと思っているなら波について考えてみよう。
サーフィンを楽しもう!波を知ればサーフィンはもっと上手くなる!
上手いサーファーほど波のいい時は必ず海に居ます。
自然相手のサーフィンだからこそ、波を知ることは重要な意味を持ちます。
サーフィンを今よりもっと楽しむには先ずは波を知れ!
波を知ればサーフィンはもっと楽しくなる!
波を知って、いい波にたくさん乗れるようになれば、きっとサーフィンは今より上達しますよ。
そしてレベルアップの近道です。
自然を相手に楽しむサーフィンは最高!
サーフィン初心者必見?波の知識修得は上達の近道!
今回は「波」について色々な角度から深堀りしてサーフィンのレベルアップに必要な知識をお伝えしていきます。
サーフィンを楽しむために「波のできるまで」を知ろう!
自然を知ることがなによりも大切。
なかでも「風」「潮」「地形」の3要素は波に大きく関わるため、自分の行くポイントにどう影響するのかを知っておこう。
「風」「潮」「地形」の3要素が波にどう影響を与えるかを知るためには、波がどうやって発生するのかを理解することです。
波は風によって生まれる。
はるか沖合いで吹く風が海面にさざ波を立て、さざ波が重なりあううちに「うねり」となり、やがてそのうねりは岸に届いて浅瀬に持ち上げられてブレイクする。
波はこうして発生するわけだが、まずうねりが持ち上げられる浅瀬の「地形」に注目。
地形とは「ビーチ・ブレイク」「リーフ・ブレイク」「リバー・マウス」の3つに大別される。
サーフポイントの「地形」を知ればサーフィンはもっと楽しくなる!
地形が異なれば波質も異なるので自分がよく行くサーフポイントの地形がどうなっているのかを知っておくことは重要である。
ビーチ・ブレイク
砂が盛り上がったサンド・バーにいい波が立ちやすいが、砂のため地形は常に変化する。
「地形が決まった」時にはいい波に出逢える。
リーフ・ブレイク
地形が変わらないため、同じような波が発生して波の割れる場所も当然同じとなる。
リバー・マウス
川から運ばれた玉石などが洲を形成し、そこで波が割れる。
地形が決まると質の高い波が立つのが特徴。
「潮」を理解すればサーフィンはもっと楽しくなる!
うねりが浅瀬に持ち上げられるということは浅瀬の水深も重要である。
水深は「潮」の満ち引きによって変わる。
例えば潮が満ちているため、水深が深く割れづらかった波も、潮が引くことによって浅くなり、割れるようになることもある。
潮が上げてくると、沖合のうねりを運んでくれてサイズアップすることもある。
潮はポイントごとに与える影響が異なるので、自分がよくいくポイントが潮によってどう作用するのかを知っておくことが重要である。
大潮
潮の満ち引きが大きい日。
干潮が大きい分、潮による波の影響も大きくなる。
月は満月か新月に近い形となる。
中潮
潮の満ち引きが大潮と小潮の中間にあたる日。
月も半月と満月の中間となり、満月が欠けた形か、三日月になる。
小潮
潮の満ち引きが少ない日。
当然、潮の波に対する影響も少なくなってしまう。
月は半月かそれに近い形となる。
若潮
小潮から大潮に向かって潮が動き出す日を指し、潮が若返るという意味。
潮の満ち引きはほとんど見られない。
ポイントの特徴を知ってベスト・タイムで波乗りを楽しもう!
「風」を味方につければサーフィンはもっと楽しくなる!
最後に「風」。冒頭に説明した通り、波ははるか沖合いで吹く風によって発生する。
無風、もしくは岸から沖へ吹くオフ・ショアが軽く吹いた方が波は綺麗に整う。
そのためポイントのベストなうねりの向きとオフ・ショアの向きを知っておくことが大切となってくる。
自分のよく行くポイントのこれら「風」「潮」「地形」の特徴を知っておけば、やみくもに海に入るのではなく、風や潮の時間帯を見てベストな時に波乗りができる。
オフ・ショア
岸から沖に向かって吹く風。
波のフェイスを整えてくれるが、強く吹きすぎると波が抑えられ割れづらくなる。
オン・ショア
沖から岸に向かって吹く風。
波頭を潰したり、さざ波が混じったりしていわゆるジャンクな波になりやすい。
サイド・ショア
海岸線と平行に横から吹く風。
斜めに吹く風はサイド・オフ・ショア、サイド・オン・ショアとも言う。
無風
岸付近に風が吹いていない状態。
波が風の影響を受けないため、最も良いコンディションとなる。
波のフェイスが鏡のような「面ツル」でサーフィンができたら最高の一日となる。
風ははるか沖で吹いて岸で吹かないのがベスト!
サーフィンを楽しむために知っておきたいサーファーのための波雑学
波を当てるコツを抑えておけば、サーファーならではの行動パターンが見えてくる。
波を当てるキーワードを知って効率よくサーフィンをする。
台風のうねりは北緯20度を超えると日本に入ってくることが多い
春から秋のシーズンはサーファー同士のあいさつ代わりと言ってもいいほど話題になるのが台風ネタ。
この時期、南の海上に台風が発生するとサーファーは台風の気まぐれな進路に一喜一憂を繰り返す。
もちろん期待するのは台風からのグランド・スウェルだ。
どのくらい台風が日本に近づけばうねりが入り出すのか。
台風スウェルを予想するには天気図や台風の勢力など情報をこまめにチェックして、サーフ・ポイントの特徴をしっかり把握しておく必要がある。
ただ、目安として本州の太平洋側なら台風が北緯15度~20度線を越えたらスタンバイと考えるのが一般的である。
波のない日が続いたビーチ・ブレイク・ポイントは狙い目!
ビーチ・ブレイクは海底が砂のため、海底が岩や珊瑚礁のリーフ・ブレイクと比べ比較的安全で、至る所で波が割れるため、初心者~中級者におすすめのポイントといえる。
ビーチ・ブレイクはサンド・バーと呼ばれる三角形をした砂の洲の上で波が立ちやすい。
ところが砂は動くため、波や風によって地形は常に変化する。
そのため地形の決まっている場所を探す。
海底がいきなり深くなるどん深となってダンパーになることが多い。
逆にしばらく波のない日が続いたポイントはその間に砂が溜まり、人知れずサンド・バーが形成されていることがある。
そんなポイントにひとたびうねりが入るとグッド・ウェーブになる可能性が高いので要チェックだ。
サーフィンは朝と夕方の凪を狙う
波のコンディションを左右する海岸沿いの風は気圧配置による風の他に、海とビーチの温度差によって吹く風がある。
風は空気の冷えたところから温かいところの向かって吹く特徴がある。
また海は温まりにくく冷えにくいのに対して、ビーチは温まりやすく冷めやすい。
そのため夜は海上空よりビーチ上空が温められてオフ・ショアになりやすい。
そしてその変わり目となる朝と夕方は海とビーチの温度差がなくなり凪と呼ばれるサーフィンに向く無風になることが多い。
サーファーがやたらと早起きなのはこのためだ。
サーフィン初心者必見?波の知識修得は上達の近道!まとめ
自然を相手とするサーフィンを楽しむには、自然を知ることが重要である。
必ずしも自分の休みの日に波が良いとは限らないが自然を知ることで、より良いポイントを探すサーフ・トリップもサーファーの楽しみと捉える考えも理解できる。
綺麗で安全な海は誰しも望むことであり、それを維持管理してくれている漁業関係者や地元サーフSHOP、ローカルサーファーの方々をリスペクトして素敵なサーフィン・ライフを楽しんでいこう!
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